中嶋農法について

神座茶生産組合は中嶋農法実践中! ミネラルで身体にやさしい新茶

植物とミネラルの関係は人とミネラルの関係とよく似ている
私たち神座茶生産組合では、徐々にミネラル理論を
取り入れた茶園を増やしてます。

熊本・樹齢700年の大クスノキ

従来の農業は、収穫量を増やすことやおいしさのみを追求するあまり、窒素・リン酸・カリの三人要素だけを重視した肥料を使い続けていたんですね。そのため今の土壌にはミネラルが不足していて本当に体にいい農作物が少なくなってきているんじゃないか、と土壌改良をすすめたのが農業科学研究所所長の中嶋先生でした。

こんな話が伝わっています。1973年のことです。熊本市中心部にある公園の大クスノキが突如、葉を落として枯れ枝が目立つようになったというのです。推定樹齢600〜700年の大クスノキです。あわてた市職員は、中嶋先生に土壌分析を求めた結果、ミネラル不足に陥っていることをつきとめ、土を柔らかくする土壌改良と、カルシウム、マグネシウム、亜鉛など十二種類のミネラルが人った調整剤を施したんですね。すると十日後には新しい若芽が出始めた。勿論今では堂々とした姿で青葉を茂らせているといいます。

中嶋農法で作った野菜なども、ミネラルによって活性化されるから、その作物が本来持っているカが引き出され、おいしいだけでなく、体にやさしい野菜ができるんです。たとえば福島県西会津町では、中嶋農法を取り入れ、健康野菜を食べて医療費削減運動を展開し、着実に効果は挙がっているといいます。このような実績を元に、私たち神座茶生産組合でも徐々にミネラル理論をとり人れた茶園を増やしているんです。2003年の春、試験的に始めた茶園から生き生きした色艶のある葉が育ちました。しかも、ミネラル土壌は栄養の吸収力がよく、そのうえ病気や害虫にも強いんですよ。従って健康力を持ったお茶ができるんです。それ以来、神座茶生産組合では徐々に茶園の土壌改良に取り組んで、ミネラル栽培で体にやさしいお茶作りをするようになりました。前例の西会津町のケースを見習い、「神座茶を飲んで健康になろう」を呼びかけたい思いです。